自作パソコンで使用されるパーツの規格をわかりやすく解説

こんにちは、パソコン・自作パーツに役立つ商品を紹介お届け便です。

今回は、商品紹介ではなく、自作パソコンで使用されるパーツの規格をわかりやすく解説していきます。

これを読めば、自作パソコンのパーツの規格についてわかります。

では、パソコンのパーツごとの規格を説明していきます。

マザーボードの規格

マザーボードの規格には、主にmini-ITX、Micro-ATX、ATXという三つの規格があります。正確には、もっとたくさんありますが、この三つの規格サイズが主に使われているので、この三つを解説していきます。

この規格はなにを表しているかというとマザーボードのサイズの大きさを表しています。

ではそれぞれの規格について解説していきます。

1.Mini-ITX

縦170㎜、横170㎜と解説する規格の中では一番小さいフォームファクタとなります。

台湾の会社であるVIA Technologies社が開発したフォームファクタであり、これより小さいNano-ITXなどもあります。

Mini-ITXは、組み込みシステムで使用される前提で作られたため、拡張性が少なく、超小型パソコン向けのフォームファクタですが、最近では、機能性の高いMini-ITXも製造されており、超小型の高性能パソコンも作れるようになりました。

2.Micro-ATX

縦244㎜、横244㎜の小型フォームファクタです。

1995年にインテルが策定した、ATXというフォームファクタを小型化したフォームファクタです。

主に省スペースパソコンやミニタワーなどで使用されるフォームファクタです。小型ながらも、拡張性も多く、高性能で比較的小型なパソコンを作りたい人向けのフォームファクタです。

3.ATX

縦305㎜、横244㎜の大型のフォームファクタです。

インテルが1995年に策定した、フォームファクタで現在のパソコン市場の主流となっています。

拡張性があり、機能性も高く、高性能なパソコンを作るにはもってこいのフォームファクタです。主にミドルタワー、フルタワーのパソコンで使用されています。筆者のパソコンのマザーボードもATX規格です。

続いてメモリーの規格について解説していきます。

メモリーの規格

メモリーの規格には、DDR、DDR2、DDR3、DDR4があります。また、デスクトップ用メモリーDIMMノートパソコン/スリムパソコン用メモリーS.O.DIMMの二つに分かれています。

それぞれの規格には、メモリーの速度によってさらに分かれていきます。

今回は、DDR2、DDR3、DDR4の三つを解説していきます。

1.DDR2

  • DDR2-533(PC2-4200)
  • DDR2-667(PC2-5300)
  • DDR2-800(PC2-6400)

という風速度によって分かれています。数字が高いほど速度が速いことを示しています。

2005年~2009年頃までパソコンの主流のメモリーとして使用されていました。

使用するには、DDR2対応のマザーボードのチップセットであるかを確認する必要があります。

2.DDR3

  • DDR3-1066(PC3-8500)
  • DDR3-1333(PC3-10600)
  • DDR3-1600(PC3-12800)

という風に分かれています。これも数字が高いほど速度が速いことを示しています。

2010年頃からパソコン市場の主流のメモリーとなりました。

DDR3対応のチップセットは、LGA1151、AM3などがあります。

3.DDR4

  • DDR4-2133(PC4-17000)
  • DDR4-2400(PC4-19200)
  • DDR4-2666(PC4-21300)

という風に分かれています。書いている数字より高いものもありますが、わかりやすく解説するためにDDR2、DDR3、DDR4どれも3個だけにしました。

現在の主流となりつつある、メモリーです。

対応チップセットは、AM4、LGA1155などです。

どのマザーボードのチップセットに対応しているか確認してから、購入してください。マザーボードのチップセットに自分の買ったメモリーが対応していないということが、結構あるので要注意です。

自作パソコンのパーツの規格について、大体のことがわかっていただけたら幸いです。

最後までご覧いただきありがとうございました!また次回のブログでお会いしましょう。